症状:やることの順番をきめている。何分になったら、何やらなきゃと決めている。そうしなさいと言われているから。
ある「もんじゃ屋さん」での出来事なんです。
どうしたの?
お店に入って、
まず飲み物を注文したんです。
続いて
食べ物を注文しようとしたんです。
そしたら?
食べ物の注文は、
飲み物を出してからにして下さい。
と言われたんです。
でも、なかなか出てこないのに。。。。。
そっか。
でも、まぁそれは
あり得るかもね。
飲み物は、すぐ出て来てくれると気持ちいいんだけどね。
やっと、飲み物が出て来て。。。
食べ物を頼もうとしました。
そしてまず、
「海鮮お好み焼き」これを頼んだら、
お好み焼きを頼むとほかの食べ物は頼めませんよ。
最後ですから。
そういわれてしまいました。。。。。
塩昆布キュウリは大丈夫でしたが。
お好み焼き
は、最後に食べなきゃいけないという
お店の決まり(こだわり)
があったんですね。
そうです。
そこでもんじゃを最初に頼むことにして
焼きそばも頼もうと思いましたが、
焼きそばは、お好み焼きの後でないと頼めない。
お店側の決まりというか、こだわり高なにかがあるんですね。
そうなんです。
そして、当然のように
あん巻き焼きは、全部の最後でないとだめ。
そうか。
そこまで、厳格に順番が決まれれているのは珍しいですね。
お客さんとしては、どう感じましたか。
堅苦しいというか。
お客さん自身の思うようにやれない辛さ。
なんでだか、訳が分からないし。
自由に食べられないというのは嫌でした。
決められている。
自由ではない。
堅苦しい。
と不自由さを感じたんですね。
そうなんです。
味はすごくおいしかったのに。。。。。
味はすごくおいしかったのに。。。。。
どう感じたんです?
もう行かない。
行きたくない。
お店は気づいていない。
もったいない。
お客が逃げていく。
最後に、鉄板で焼き物をするときの思いを聞いてみたんです。
「どんな気持ちで料理してるんです?」
「毎日やってるんで料理しているという気持ちじゃないかな」
え。。。少しびっくりして
「ではどんな気持ち」
「わからない。言葉が出てこない」
じゃ「お店を焼いてる感じ?」
そう「お店の味を出している感じ。」
そうか、お店の自慢の味を届けてるんですね。
おいしかった。だしが違うのかな。
こだわりが出ているのはいいんだけど、出すぎてるとお客がいなくなる。
お客のやりたいとおりにさせてあげないといけないんですね。
そう!!
ロープレと一緒ですね。
こだわりの「もんじゃ屋さん」のお話ありがとうございます。
お店側の きまり ルールがあって、それをかたくなにお客さんにも押し付けている。
お客さんはなんでそんな順番があるのか、皆目不明。
お店が気持ちよくやれればいい。
お客さんの気持ちは、二の次。
大半のお客さんは、堅苦しさに我慢できずに二度と行かない。
でも、いいんです。
それでもいいお客さんだけに来てもらえればいいのですから。
最悪なのは、
お店側が気づいていなかったり、
常連さんだけでなく、いろいろなお客さんに来てもらいたいと思っていたりすること。
たまたま来たお客さんにも、気持ちよく食事してもらいたいと思っていたりすること。
それは、どうでもよければ全く問題ない。
運悪く、たまたまその店に入ってしまったお客さんは不運だっただけ。
さて、これから。キャリアコンサルタントの面談に当てはめてみましょう。
・言い返しなきゃいけない ・要約しなきゃいけない
・面談の中盤以降になったら、対話のまとめをしなきゃいけない
・そのまとめの後に合意を取らなきゃいけない
・10分過ぎたら、問題把握をしなければいけない
・タイムスケジュールを意識しないといけない
・こんな質問をしなきゃいけない
いろいろな「しなきゃいけない」を抱えながら、苦しみながら面談をしている人がいます。
それって、
「誰が」しなきゃいけないと思っているかです。
相談者に会う前から面談の進み方が決められている。
そんなの、「CCが」思ってることですよね。CC主導
相談者主体の面談になっていませんよ。
もんじゃ屋さんのお話をきっかけに、苦しんでいる人は少し楽になってみたら。
その「やらなきゃいけない」を全て捨て去ってしまいましょう。
楽に
楽しく面談しましょうよ!
