2級あるある病13 相談者主体でなく「助言主体」になる

症状:分かったつもりで話をしてします。実は、何も知るはずないんです。

ある「建設会社の女性」との会話なんです。

何があったんだろう?

建設会社に勤めている女性
2級建築士
施工管理技士
など多くの資格を持つ方が
土曜日に
産廃のトラックが集積場に入れず
立ち往生しているという電話をしていたんです。

どうしたんでしょう

契約書がきちんと揃っていなかった
らしいんです。

それで?

私は、質問してしまいました。
・契約書はきちんと作成できていたのか
・補助書類は添付されていたのか
・トラックはどうなるのか
・トラックの回送費用どうなるんだろう
とか、いろいろな質問を投げかけたんです
気になってしまって。。。

そうなんですね
あなたは、建築関係の仕事をしているんですか?
産廃業務をよくご存じで?

いや

女性の建築会社の契約システムをご存じで?

いや

そうか。
では、女性の会社のことを知っているんですか?

会社の名前も知りません

それで、どうなったんですか?

ふと
気づいたんです。。。

何を

全く何も知らないのに
質問し
解決策の提案までしてたと

よく気づきましたね
それで、
その女性はどう思ってたんですか

そうなんです。
聞いてみました。

そしたら?

女性曰く
「もう出来ることはやってるし」
「うざい!」

あらまぁ!

ロープレでもやってる人がいます。
クライエントのためになりたいとの思いから。一生懸命に、
・提案したり
・解決策を提示したり
・「・・・やってみるといいと思うんですけど」と言ってしまったり
よく考えると、なんで提案できるのかな?
似たような状況を経験したからと言って
相談者とは、何から何まで違うんです。
会社も違う。環境も違う。考え方も、やり方も。
なのに、CCが提案してしまう。一方的な考えや思いを提示してしまう。

CCの気持ちはわかるんですけど。。。
これやるといいのにな
あれもやれるんじゃないか
とか。  でも、
CLはどう思うか。「うざいな」「知りもしないで」「そんなことできないよ」 と
それでも、提示した提案には「はい」と答えてくれる。
なんでか?
場の雰囲気を壊したくないから
申し訳ないから。

そう。
心からの納得なんてしていないんです。
でも「はい」とは答えてくれる。

これ「合意」してくれたのではないんです。
でも、CCは合意してくれたと思ってしまう。
同じ「はい」でも、いろいろな「はい」がある。

では、どうしたらいいのか?
解決策はCL自身に考えてもらうしかないんです。
CCに、分かるわけないんです。
必要な情報提供は出来ますよ。
でも、適切にね。CLが欲しいと言ったら。
そして、
問題に関しても同様です。
CLの言葉、気づきの言葉がきっかけになりますね。
これが分からない。
これが不安だ。問題だ。
と言ってくれていますから。
その言葉を聞き漏らさないことです。
これをきっかけとして問題把握します。
そして合意をもらう。

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